エアネックス誕生秘話

共同研究
私たちは、創業時より大手電機メーカーからの開発の請負と自社工場での生産請負を行ってきましたが、 自立したメーカーを目指し「環境」「省エネ」「健康」をコンセプトに独自の商品開発を行うようになりました。
その後、工場や病院などへ向けた空気清浄機の開発企画を進めていましたが、既存フィルターを使用しても規定の 性能を上回るものができず他社との差別化を打ち出せずにいました。
そんな中、白石教授と出会い、教授発案の光触媒を使ったVOC分解のメカニズムを知り 空気浄化装置の共同研究に乗り出しました。以来、現在までの長きにわたり白石教授との開発が続いています。

九州大学白石教授




業務用から生まれたエアネックス
開発した空気浄化装置は、工場や病院など、業務用途として販売を開始しました。
これは、有機溶剤を使った作業現場での健康被害が多く報告され、社会的な需要も高まってきたことが要因でした。
しかしここ最近では、シックハウスの原因と考えられる化学物質の追加や濃度規制強化の検討が国レベルではじまるなど、 家庭でのVOC問題も再びクローズアップされるようになりました。

比較的高濃度のVOCを処理するために開発した「アイキューフレッシャー」シリーズは 施設や工場での使用を想定しており、一般の居室で使用するには多くの改良が必要でした。
寝室でも運転できる静音ファンの選定やユーザーメンテナンス性の向上、 新たな運転モードやセンサーの追加などを行い、また、コストダウンのため製造方法や部品一点一点を見直し、 ご家庭での使用に最適な「エアネックス」を製品化しました。


業務用「アイキューフレッシャー」シリーズ

※写真・表は旧モデルのものです。
IQFresherZERO
 適用空間(目安)   ~29畳・36畳
 運転時の音   ファンの音が大きい
 消耗品交換   業者でのメンテナンス
 漏洩電波対応   一部樹脂カバーを使用
 価格(税抜)   22万円~37万円
ZEROの見直し&改良
「エアネックス400」
ZEROの見直し&改良
 適用空間(目安)   ~10畳・12畳程度
 運転時の音   静音性が高い
 消耗品交換   ご家庭で交換可能
 漏洩電波対応   金属製筐体カバー採用
 価格(税抜)   12.5万円
空気清浄機ではない「空気浄化装置」
室内の空気を浄化するための装置は通常、空気清浄機と呼ばれます。
しかし、多くの機種はVOC を分解・除去できる機能を有していません。 また、空気清浄機と呼ばれる製品の多くは、たばこの煙の処理を性能評価の一つとしています。
アイキューフレッシャーは光触媒を使用しているため、 たばこの煙に含まれるタールなどを迅速に処理することができません。
そこで、従来の空気清浄機と区別するため、私達が開発する製品を“空気浄化装置”と呼ぶことにしました。

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